こんにちは。なっかーです。
今回は21卒の新卒の学生さんで、早期に、少なくとも年内に内定を欲しいと思っているエンジニアに向けて、早期内定のコツと注意点を述べていきたいと思います。
この記事はプログラミングや開発の経験が豊富で、ある程度自分の得意分野が定まっている学生を対象としています。
まだ開発の経験が浅い方や、初心者の方は以下の記事を参考にされることをお勧めします。
Contents
基本的なスケジュール
基本的に経団連や政府のルールが通用しない業界なので、選考はかなり早めです。
通常の就活よりも半年前倒しくらいで考えるとちょうど良いでしょう。
長期インターンをする
東京近辺に住んでいる人は、時間に余裕があればWeb系企業で長期インターンをすることを強くお勧めします。
会社の知名度に関係なく、長期インターンの経験は就活で大きな武器になります。
技術力があれば高額な報酬も見込めるので、アルバイトをする必要が無くなります。
基本的にインターンはWantedly、もしくは人づてで探すことをお勧めします。ゼロ○ンとかはろくな案件がなく、募集も少ないのでおすすめできません。
自分もWantedlyで複数社と面談をしましたが、お断りされたことはほとんどなく、自分に合ったものを選ぶことができました。
Wantedlyに「労働条件を明示しないやりがい搾取のためのサービス」というイメージもあったのですが、そのイメージもひっくり返されましたね。
サマーインターンの勧め
サマーインターンにも色々な種類があり、その期間によって性質は大きく異なります。
- 実務経験が詰める2週間から1ヶ月程度のもの
- ハッカソンなどを行う2,3日~1週間程度のもの
- 1dayのインターン
というのが大まかな括りでしょうか。
期間が短いものほど、無名な企業も多く、選考なしで参加できるものが多いです。
自分も1dayインターンで「行ってよかったな」と思った企業は無かったですし、内容も浅めなので、優秀層がわざわざ参加するメリットはあまりありません。
ハッカソンは2.3日のものが結構多いので、そうしたものに参加すればそれなりに実りはあると思います(ただハッカソンの連戦は辛い)
また、サマーインターンの募集も非常に早く、有名企業、大手企業ほど早い傾向にあります。
逆に小さめの企業や無名の企業はエンジニアの確保に苦労しているので、サマーインターンもギリギリまで受け付けています。
以上のことを踏まえると、優秀層はメガベンチャーで技術力の高いところの長期のサマーインターンから応募していくのが得策でしょう。
選考結果が出てから、空いた日程を短期のインターンで埋めていけば、視野を広げることができます。
サマーインターンの募集が6月の企業も多く存在するので、5月くらいには一通り行きたい企業をリストアップして順番に応募して行くことをお勧めします。
「忙しくて後回しにしていたら、有名企業にどこにも参加できなかった」という事態は避けたいですね。
サマーインターンの探し方
メガベンチャーのサマーインターンの探し方はいくつかあり
- ネットで知ってる企業を調べる
- 就活イベントに参加する
- 強いエンジニアに教えてもらう
というのが主な方法です。
- メルカリ
- Yahoo
- DeNA
- 楽天
- サイバーエージェント
- LINE
- リクルート
- GREE
- ミクシィ
- GMO
あたりはメガベンチャーと言われる企業で、名前を耳にしたり、サービスを使う機会も多いと思います。
この辺りはネットで知っている企業を検索すれば、サマーインターンの情報が出てくるので問題ありません。
ただ、これだけだと視野が狭くなり、無名の大手優良ベンチャーや、中堅規模の優良企業を見逃してしまいます。
そうならないように、就活のイベントに参加したり、周りの強いエンジニアにオススメのインターンを聞くことをお勧めします。
逆求人イベントも5月くらいから活発化するので、そこで知らなかった企業に話を聞くことをお勧めします。
自分や人脈があまりありませんでしが、サポーターズ主催のエンジニア面談イベントに参加し、懇親会で周りの強いエンジニアにオススメの企業やインターンを聞いて情報収集をしていました。
行きたい企業とそれに関するメモはきちんと整理しておくことも大切です。
自分はテキストファイルを作って、Githubのプライベートリポジトリを作ってプッシュして、ブランチごとに企業群を変えて整理していました。
過去の棚卸しをしっかりしておく
自分に合ったサマーインターンを見つけられても、選考に通らなければ参加はできません。
有名企業にもなると倍率はかなり高騰し、優秀な学生エンジニアでも通過は簡単ではありません。
サマーインターンは短い期間で行うので、新卒採用に比べると現時点での技術力がかなり重視されます。
インターンの段階でがっつり難しめの技術力テストを課されることも多いです。(本選考の時より難しかったことも)
面接で過去の経験について深く聞かれることが多いので、過去にやったことやそこで学んだことを整理しておきたいですね。
- 触ったことのある言語とフレームワーク
- チーム開発やインターンの経験
- 一人で作ったサービスの有無
- Githubのコードの内容
- インターンの志望動機
- インターンで作りたいもの、達成したいこと
- 学生時代に頑張ったこと
- 大学での研究について
などはよく聞かれる質問です。自己分析についてはまだ夏の段階でできていなくてもやむなしでしょう。
これは以外と盲点なのですが、サマーインターンであっても選考の体験記や内容がまとめられているので参考にすべきです。
- 就活会議
- みん就
- Vorkers
- 参加した人のブログ(はてブなことが多い)
あたりは一通り目を通しておきましょう。
サマーインターンの注意点も色々書きたいのですが、長くなりそうなので別記事にまとめたいと思います。
ここまで色々述べてきましたが、英語力もあり、新卒で外資系IT企業に行きたいという人はまた別の方法で探す必要があります。
日本の就活イベントではなかなかGAFAのような企業はお目にかかれないので、会社のホームページに自分から情報を取りに行きましょう。
サマーインターンの後の秋が本番
サマーインターンが終わり9月も後半になると大学も始まって、ほっと一息といきたいところですが、早期内定のためには、ここからが踏ん張りどころです。
サマーインターンで高評価が得られてもほとんどは本選考に行かないといけないので、対策が必須です。
新しい年度の採用は10月からスタートする企業が多いので、すぐに応募できるように9月のうちから準備を進めましょう。
開発経験が豊富で、夏に濃い経験を詰めた学生であれば、もう技術力で切られる可能性は低いです。
- 自己分析
- 将来やりたいことを明確化する
- 面接の練習(必要な場合)
- 夏の経験を生かし、志望企業を絞る
- 就活の軸を言語化する
- インターンで学んだことを言語化する
- 最低限のマナーを抑える
- 10万円以上は貯金を作る
- このメディアを隅々まで読む
などやるべきことは多々あります。
特に自己分析は非常に時間がかかる上に、新卒採用では非常に重視されるポイントです。
サマーインターンの選考に慣れていると「エンジニアでもこんなにも人間力が問われるのか」というところに驚くと思います。
選考基準も違うので、サマーインターンで落とされた企業に内定することも逆パターンも起こりえます。
志望企業を絞ることも大事ですが、まだまだ知らない企業も沢山あるはずなので、就活の傍らで各種イベントに参加し、視野を広げておくことをお勧めします。
あとは、SNSの管理をしたり(Twitterのやばい発言を消すなど)、Githubのコードを更新したり、就活サイト、Wanetdlyのプロフィールを最新にしたりすると良いでしょう。
まとめ 無理に就活を早めに終わらせる必要はない
就職活動はやることが非常に多いです。
そこまで早期内定を狙わないのであれば、サマーインターンが終わってから少しゆっくりして、色々なエンジニアと話すのも良いと思います。
自分もサマーインターンの連続で疲れてしまい、1ヶ月ほど就活は中断しましたが、選考で不利になると感じたことはなく、年内にエンジニアで内定をGetしました。
また、就活の軸が思い浮かばない場合も、あまり焦りすぎないことが大切です。
なるべく早く選考を受けることも大切ですが、自分のペースに合わせて就活を進めることも大事です。