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初任給が高い
日系大手のSIerではありえませんが、Web業界であれば新卒の社員でも能力に応じて給与を変える例も存在しいます。
ヤフー株式会社が高い技術力と持った新卒エンジニアに年収を650万円以上の枠を用意したことは大きくニュースになりました。
ドクターを出て、新卒でGoogleに引き抜かれて年収1000万円以上貰っている人もいるのですから驚きです。
そこのレベルまで行かなくても、エンジニアだけ他の総合職より初任給が高く設定されていることもあるんですよ。
【ビジネスコース】
・34万円/月(*年俸制408万円)
・家賃補助制度「2駅ルール」 3万円/月
※勤続5年目以降は「どこでもルール」 5万円/月【 エンジニアコース】(2018年4月入社以降の方)
1:能力別給与体系(最低年俸450万円~/個々人の能力別に当社独自の基準で評価)
2:エキスパート認定(最低年俸720万円~/高度な技術や実績、成果をお持ちの方が対象)
サイバーエージェントの場合は上の文章にあるように、エンジニアの年収はエキスパートでなくてもビジネス職より40万円以上多く設定されています。
優秀なエンジニアを各社が奪い合っている中で給与に差をつけるのは当然の流れになっていくでしょう。
メガベンチャーとか行く新卒でも400-450万くらいは普通にでるの、まじでエンジニアって不足してるんだなと思う。
バイトとかするより、サクッとプログラミング勉強してインターン行く方が正解https://t.co/34BC7jW0Y1
— しば🧐物理学生エンジニア (@akahire2014) 2019年3月18日
配属リスクや全国転勤がない
配属リスクが少ないことが一番の大きなメリットだと感じる人も多いです。
一般的な日系大手企業では総合職で大量に学生を取って、配属地や職務を一方的に会社が決定します。
総合商社の内定者の方々。
どんな入社後のキャリアを描いていますか?
特に「事業投資に関わりたい」と思っている方は多いと思います。
しかし【配属リスク】にはマジで逆らえません。
配属発表当日に、みなさんの描いたプランが一瞬でぶち壊される可能性があること、覚悟しておいてください。
— やまさん@商社マンのキャリアとお金論🇹🇭 (@yamasanlife) 2019年1月7日
社会人のペーペーは会社に言われれば全国どこでも行き、不本意な職種についても次の辞令を待ちながら、それなりにやっていくのが当たり前と刷り込まれます。
それが嫌なら
- 外資系に行く
- 数少ない職種別採用の企業にかける
- 一般職で入社する
- 研究職につく
- 同期の中で圧倒的に優秀になる
というなかなか険しい道が待っています。
それと比較すればエンジニアは基本的に転勤はなく、総合職ではないので配属リスクもかなり抑えられます。
転職が当たり前の業界なので、そこら辺の優秀な新卒エンジニアをいきなり田舎に配属したら、辞められますからね。
新卒配属ガチャでキャリアが詰んだ事例として代表的なのは地方国立大で最先端の研究成果を出している研究室出身の学生が大手通信会社に入社して地方のショップ店員配属になるパターンです。配属検討時に大学名しかみてない人事がやってしまう典型的失敗例です。
— たろまる (@tenche1204) 2019年1月1日
ある程度までは自分のキャリアを思い描く方向に進められるのは、Webエンジニアの良いところだと思います。
オンラインで面接ができる
2019卒の学生では、全体の11%がオンライン面接を経験したことがあるそうです。
最近増えて来ているとはいえ、まだ9人に1人程度しか経験できていないということです。
Web系企業は地方の優秀な学生の採用意欲が概して高いので、オンラインで面接をやるのは珍しくありません。
自分が受けた会社の半数以上はオンラインの面接を実施していました。中には最終面接がスカイプというケースもあります。
地方の学生でも安心して東京のIT企業の面接ができるのは大きな魅力です。上京して面接する際も交通費を出してくれることもあるんですよ。
スーツを着なくていいし、色々合理的
Webエンジニアは私服勤務の会社が多いので、スーツや革靴を用意する必要がありません。
黒いリクルートスーツと革靴で、暑い夏に汗を書きながら歩くような典型的な就活生になる必要はありません。
説明会や懇親会は適当な服装でも大丈夫ですが、面接ならちょっとフォーマルなシャツを着ていくのが無難です。
履歴書の手書きを強要されることもなく、色々合理的です。(そもそも履歴書をデータで送ることが多い)
- 非通知が取れなくて落ちる
- メモは紙にすべし
- 説明会で水を飲むなとか
- ノックは何回
などの変な文化が無くて楽ですね。(そもそもノックをする機会がないです)
企業の説明会で水を飲む学生は落とす、という企業も結構話題になりましたが、合理的ではありませんよね。
Web業界なら、面接の前に水を渡されて飲むことが奨励されるくらいの文化の違いがあります。
とはいえ圧迫面接やオワハラは普通にあったり、質の悪いグルディスをさせられることもあり、全てが合理的というわけでもありません。
話をじっくり聞いてもらえる
Web系ならよっぽどの大手の1次面接でない限りは、個人面接が行われます。
グループ面接をすることがないので、他の学生のレベルとかは正直わからなくてちょっと不安になります。
時間もそれなりに取ってもらえるので、短い時間で自分をアピールしきれないというケースが減ります。
質問に対して考え込んでしまっても、回答を急かされることもないので、喋りに自信がない人でも問題ありません。
忌み嫌う人も多いグループディスカッションも他の業界に比べると少なく、頭の瞬発力やキレ、戦略に左右されることが少ないのも嬉しいポイントですね。
喋りのうまさよりも、技術力とどれだけ事前に考え抜いたかが勝負になります。
寿司や焼肉やピザが食える
エンジニア志望の人なら結構当たり前かもしれませんが、他の業界の人にいうと驚かれます。
Web業界は交流会や勉強会が盛んなことに加え、企業のイベントや懇親会も数多く開催されています。
懇親会で酒を飲みながら、エンジニアの方と技術について語り合うのは本当に楽しいです。めちゃくちゃ!
酒に酔って、
「俺この会社から転職したいんだよねえ」
と言い出す社員もいてびっくりしました。笑
企業と学生が肉を食べながら交流するという趣旨のニクリーチは知名度を上げて来ていますね。(肉が食べられるとは限らない)
IT企業の交流イベントはエンジニア出なくても参加できるものは多いので、参加して見ると色々な刺激を受けられます。
うまくやればお金はかからない
Webエンジニアの就活ではスーツや革靴やシャツを揃える必要がないので、必要なお金がグッと減ります。
インターンの選考でも地方から東京への交通費を出してくれるところがあるくらい、エンジニアは売り手市場だと感じます。
私が使っていたサポーターズというサービスなら、支援金をもらいながら就活イベントに参加できるので、とてもお得です。
サポーターズの口コミと評判は? 体験談も交えて徹底的に解説します実際に私も様々な工夫を凝らして、就職活動を黒字で終えることができました。他の業界ならそうはいかないでしょう。
プログラミングをして技術を磨くのも就活のうちと考えれば、就活によってアルバイトやインターンの時給、そしてエンジニアとしての市場価値をあげることになります。
他の業界を志望している人も一度、Webエンジニアとしての就職活動をするのはありだと思います。
企業から学生にスカウトがくる
近年はOfferboxなどの逆求人系サービスが流行っており、スカウトをもらう機会は業界を問わず増えてきました。
そうはいっても、スカウトという名の一斉送信メールだったりするのが大部分です。
学生時代に頑張ったことと、仕事がどうリンクしてスカウトを送っているかも不透明です。
その中でもWebエンジニアであれば、学生時代の実績と仕事内容が明確に関係するので、スカウトという形態がそれなりに機能します。
もちろん一斉送信やプロフィールを読んでいないスカウトもありますが、求人を見れば自分の軸と合致しているかある程度わかります。
paiza、サポーターズ、ニクリーチなど、エンジニアが使いやすい逆求人サービスは多数あるので、就活中でなくても登録することをオススメします。
エンジニアの逆求人サービスを使い倒したので特徴を比較する 前編まとめ 就活は圧倒的にストレスが少ない
総合的に見ると、就職活動をしている中で変な理不尽を受けたり、ストレスを感じることは圧倒的に少ないと感じます。
もちろん選考に落とされたらすごく悔しいし、持ち駒が減っていくのはかなり焦ります。
それでも、他の業界の人に比べれば圧倒的に恵まれているのは確かです。
選考に落ちた理由を聞けば教えてくれるところも結構あるので、人事のアドバイスも参考にしつつ、後悔のないように就活を終えましょう。
逆に苦労すること、大変なことについては下の記事をご覧ください。
他の業界にはないWebエンジニアの就活で大変なこと、苦労すること