エンジニアが就活の前に必ず準備しておくべき10のこと

Contents

事前の準備がエンジニアの就活を大きく左右する

こんにちは。なっかーです。

就職活動は業界に限らず、事前の準備で半分以上が決まってしまうと言っても過言ではありません。

特にIT業界であれば、他の業界とは少し違った準備が必要だったり、注意すべきところが違ってきます。

今回はエンジニア、特にWebエンジニアを目指している人が、就職活動の前にやっておくべき10の準備をまとめておきました。

自己分析を慎重に行う

自己分析不要論も巷では溢れていますが、エンジニアの就活においては他の業界以上に自己分析が必要になってきます。

総合職で入社後の職種もわからない会社や、ジョブローテーションで3年ごとに職種が変わる会社では自己分析が無意味なのも納得できます。

しかし、エンジニアであれば、ある程度関わるサービスと職種が決まってくるので、なぜその仕事をやりたいかを明確にしておく必要があります。

転職が当たり前の業界なので、就活生が成し遂げたいことと、企業が成し遂げたいことの2つががリンクしていないと転職されるリスクが高いと企業は考えます。

自分の過去と現在の分析をじっくり行い、そこから自分が成し遂げたいこと、達成したいこと(未来)について深く語れるように準備が必要です。

業界の構造を知る

IT業界全体の構造は、説明会や社員の話だけではカバーしきれません。

  • SIer
  • システムエンジニア
  • ユーザー系
  • 独立系
  • SES
  • Web系
  • 受託開発
  • 自社開発
  • Web制作会社
  • ITコンサル

このあたりの違いをしっかり理解し、人に説明できるくらいにしておかないと就活の情報戦では負けてしまいます。

面接でも「なぜうちの会社を選んだか」という関連で聞かれることも多いので、業界の理解は大切です。

一口にエンジニアと言っても職種や仕事内容、適性は本当に異なるため、一度キャリアを歩み出すとそこから別方面のエンジニアになるのは多大な労力を要します。

Web系企業で最新技術に触れながら裁量を持って働きたいと思っている人がわざわざ大手のSIerに行くことはありませんし、逆もしかりです。

幅広く説明会に顔を出すにせよ、業界全体の中で、その企業がどういった位置付けにあるのかを知っておく必要性はあります。

ポートフォリオを作る

IT業界、Web業界でいうポートフォリオとは、自分が作ったサービスやアプリをまとめて企業に提出したもののことを指します。

Webエンジニアを目指すのであれば、事前にポートフォリオを準備しておくことを強くお勧めします。

中途採用はもちろん、ポテンシャルを強く見られる新卒採用でも重要性は変わりません。

転職希望者の中でも実際にポートフォリオを作ってくるのは3割程度と言われているので、少しでも何か見せられれば大きく差をつけることができます。

詳しい作り方や勉強法は下記の記事にまとめておきました。時間のある人はご覧ください。

エンジニアの就職のために必要な勉強方法を体系的にまとめてみた エンジニアの就職のために必要な勉強方法を体系的にまとめてみた

SNSの管理をしておく

特にTwitterを実名でやっている人や、AtcoderでTwitterのアカウントを登録している人は企業側にアカウントを特定される可能性があります。

投稿内容は不利に働くことはあっても有利に働くことは考えにくいので、鍵をかけるか、企業側に見られたくない投稿は就活を始める前に消しておきましょう。

特に

  • 他社、自社の悪口
  • 誹謗中傷発言
  • 差別的発言
  • 選考内容や選考フロー

などは削除するとともに、絶対に投稿しないようにしましょう。

SNSに限らず、不特定多数の人が閲覧する掲示板(2ちゃんねる、みんしゅう)も安易な書き込みは禁物です。

匿名であっても

「今日〇〇社の面接でした。こんなこと聞かれましたよ」

と書き込むと、面接の日時から特定されることを念頭においておきましょう。

これは実名登録が前提のFacebookでも同じです。履歴書と異なる経歴欄や、見る人を不快にしうるプロフィール画像は変えておくことで余計なリスクを解消できます。

Githubに登録してコードを公開する

Web系企業ではGithubのアカウントを登録している前提で記入させることもあるので、アカウントを持っていない人は就活前に登録しておきましょう。

作成したアプリやサービスがある場合はもちろん、趣味で書いたコードがある場合も、綺麗に書き直した上でアップロードをしましょう。

Githubに載せた競技プログラミングのコードを見て評価してもらえたこともあったので、人に見せられそうなコードがあれば積極的にアウトプットしましょう。

アウトプット関連で言えばQiitaに今までやったことを記録して投稿しておくのは、それなりに有効です。

就活のサービスに登録しておく

SIerに行きたいならリクナビやマイナビで構いません。ただし相当数のメールが送られることは覚悟しておきましょう。

Web系企業に行きたいのであれば、リクナビやマイナビではなく、業界を絞った逆求人系サービスが最もオススメです。

特にサポーターズやpaizaはエンジニアを目指す学生ならオススメです。

業界によって登録すべきサービスは大きく異なるので、知名度に惑わされず、使い勝手と評判をリサーチしておきましょう。

エンジニアの逆求人サービスを使い倒したので特徴を比較する  前編 エンジニアの逆求人サービスを使い倒したので特徴を比較する 前編

メールと電話のマナーを覚えておく

就活に関する様々な謎マナーは、なくなって欲しいとさえ思っています。

  • 説明会ではお茶を飲んでは行けない
  • グルディスで出されたコーヒーは全部飲んではいけない
  • ノックは3回
  • 履歴書は手書きでないといけない
  • スーツは黒であるべき
  • エレベーターに乗る順番

など、何の目的かわからないものは気にする必要はありません。だって社会人でさえ守れる人は少ないのですから。

ただし就活でもマナーは大事です。IT業界はそこまで厳しくはないですが、マナーで減点されることは避けたいですよね。

マナーの中でも覚えるべきは

「社会人が当たり前のように使っているマナー」

です。就活のマナーではなく、社会のマナーと考えるべきでしょう。

  • 電話
  • メール
  • 言葉遣い

の3つは使用頻度が高く、学生と社会人の差が最も明確に出るところです。

メールの最後に記す署名はあらかじめ作っておいて、スマホとパソコンにテンプレートに登録しておきましょう。

メールなら送信の都度ググれば良いですが、電話や敬語はそうはいかないので、準備の段階で最低限の型を身につけておきましょう。

話せるコミュニティを作っておく

就職活動に熱中していると孤独になりがちですが、友達と遊んだり気分転換をする時間はとても大切です。

ずっと一人で自己分析をして、ESを書いて企業研究をして、人と話す時間が減ると確実にコミュ力は低下します。

色々な人の話を聞く中で、これは自分以外にも多くの人が体験していることがわかりました。

同じエンジニアを目指していて情報交換のできる仲の良い友人がいれば最高ですね。

就活には直接関係なくても、いつでも気軽顔を出せるコミュニティは持っておいた方が良いでしょう。

10万円くらいの貯金をしておく

エンジニアの就活はうまくやればお金はかからないというのが私の考えですが、最低限の貯金は必要です。

とはいえいくらうまくやったところで、一時的に大幅赤字になることはありますし、貯金があれば心の余裕が大きく違います。

就活がうまくいかずに長期化して、お金が底をつき始めている、という状態では

「早く内定を取らなければ」

という焦りが生まれて負のスパイラルに陥りいかねません。

エンジニアならインターンで高給で雇ってもらえることも多いので、最低限の貯金と心の余裕を作りましょう。

もしどうしても貯金が作れそういないなら、クレジットカードを作っておきましょう。

万が一お金がつきても、キャッシング枠の範囲内でお金を使えると思えば心の余裕を保てます。

エンジニアの就活にかかった費用と節約方法をまとめてみたよ エンジニアの就活にかかった費用と節約方法をまとめてみたよ

このメディアを隅々まで読んでおく

最後になりますが、このメディアは是非就活の準備の際に読んで欲しいと思います。 笑

Webエンジニアの就活に特化したメディアは他には見当たらないので是非とも使い倒してほしい限りです。

疑問に思うことがあればフォームからいつでも質問を受け付けているので、気軽にどうぞ。

Webエンジニアになるには 初心者向けに徹底的に解説します Webエンジニアになるには 初心者向けに徹底的に解説します

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です